集団で演奏時の個人用モニター(新)

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個人用モニター、便利だけど、いろいろ思うところがあって、新しいものを作った。

以前のものは、スイッチが4つあったが全てなくした。

◎ 電源スイッチ → 入力の標準フォンジャック、ステレオのものを使う。チップは信号、スリーブはグランド、そしてリングに電源のマイナスを接続し、モノラルの標準フォンプラグが差し込まれたとき、電源のマイナスとグランドがつながるようにした。入力に標準フォンプラグが差し込まれることで電源がONになる。

◎ 入力信号を直接出力するバイパススイッチ(ふつうは出力へはオペアンプでバッファした信号を送る) → バイパスはしないことにした。出力はオペアンプでバッファした信号。せっかくバッファして電流的にもインピーダンス的にもよくなったんだから、その信号を使うことにした。

◎ アッテネーター(減衰器)を使うスイッチ → ギターなどで音量下げたいときに使うかなあと思ってアッテネーターを付けたが、なくてもそれなりに使えるのでなくした。

◎ モニター用の出力でステレオミニジャックを使うが、そのスレーブに音声信号を乗せるか乗せないかのスイッチ → イヤホンにしろヘッドホンにしろステレオのミニフォンプラグを使うことが圧倒的に多いだろうから、それだけ使えれば十分と考えた。

スライド抵抗が、2連の100kΩがあったので、それをつないで、50kΩのスライド抵抗として使うことにした。それに合わせて、増幅率を決める為に抵抗値も変更した。また、ダイナミックマイクでも使えるように増幅率を少し上げた。

製作の途中で、オペアンプは4558を使った。弱っていた9V電池を使っていろいろ試していた。4558では回路としてしっかり働いていた。うまくいった。そこで、オペアンプの2134もあったので、4558と交換してみた。全く音がしない。調べてみると電池を新しい9Vにするとちゃんと動いた。弱っている電池を測ってみると9Vのはずが3V程度しかない。わかったこと。回路は9Vを分圧し4.5Vを中間の電位として使っていた。4558は±1.5V程度でもなんとか動く!一方、2134は全く動かない!新しい電池でさらに検討した。4558と2134では音が割れ始める音量が違う。2134の方が安定して大きい音に対応できている。オペアンプの個性を感じた。ちなみに2134は以前に1個300円くらいで買ったものだが、今探してみると2000円以上もした。びっくり。4558は5個で120円。あまりこだわらないならば、4558とか4580で十分かなあと思う。はじめに使った個人用モニターは4580を使った。ICソケットにしてあるので、オペアンプの交換もできる。4580や4558でも十分実用になると思うが、今回は以前に買った2134を持っていたので、それにしてみた。

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新しい個人用モニター

プラグを差し込み電源オンになった個人用モニター

以前の個人用モニターと新しく作った個人用モニター。スイッチの数が違う!

自作ギターなど手作り大好きキホーテの部屋

自作ギター、手作りウクレレ、電子回路、ミキサー、Arduinoを使った時計、木工などいろいろ、作ったり、直したり。道具の使い方も。ギター作りなど、手作り大好きキホーテの発想と失敗と反省と教訓と喜びなどの記録。